プロフィール

名前 志村 涼太朗

生年月日 2004年7月18日(19歳)

出身 神奈川県

ポジション サイドハーフ/ センターハーフ

経歴

小学校 シラユリFC→FCグラシア相模原

中学校〜高校 FCグラシア相模原

(高校3年、1月にスペインへ渡航)

→Castilleja CF ユース (スペインユース2部)

→ Moralo CP U-23(スペイン6部)

スペインサッカー留学を決めた理由

小学生の頃に、家庭がスペインサッカー(当時のリーガエスパニョーラ)を見ることのできる環境にしてくれた事が大きなきっかけだと思います。当時はサッカーを見ることよりプレーすることの方が好きだったのですが、気がついたらテレビの前で夢中になっていました。そこから少しずつ「将来はこの国でプレーしてみたい」という考えが芽生えていきました。

そこから決断に至るまで大きな原因となったのが、中学から高校に上がるタイミングです。自分の目標に近づくために、強豪高校やJリーグの下部組織にテストを受けにいこうという考えがありましたが、周りを気にしたり、小・中と一緒にやってきた仲間と高校でもサッカーがしたいと言った理由から結局、挑戦を諦めてしまいました。このとき必然的に高校を卒業したら絶対にスペインで挑戦しようと思いました。

スペインでサッカーをして感じること

まずは環境面で言うと、育成年代からプロ選手と同等の扱いをされるというイメージで、日本ならクラブチームにせよ高校サッカーにせよ、基本的には高校3年間を通して同じチームに所属すると思いますが、スペインではユースのカテゴリーだと、活躍や結果によっては1つ上のカテゴリーへ移籍したり、チームを変えたりするなどと、高校年代からステップアップしていくのが当たり前なんだなと実感しました。

また現在、私が所属しているスペイン6部の環境であっても、普段の練習では監督含め、コーチ2人、フィジカルコーチ、キーパーコーチと4人〜5人体制で選手達に目を配っています。さらに試合日になると、ロッカールームにユニフォームが陳列されていたり食料が置いてあったりとこのカテゴリーでも配慮がされています。

サッカーの面でいうと、やはり日本人の方が足元の技術が高いと感じます。ですが、単純にサッカーに対する情熱や負けず嫌いな所、毎週行われるリーグ戦に賭ける思いというが日本との違いだと思います。

実際にプレーしてみて感じたのは、ズル賢さのところにあると思います。時間の使い方など含めてプレーが止まる回数が圧倒的に日本と比べて多いので、試合展開が早いと感じます。

1番は実際に体感してみることだと思います。

会社(アスールマリノ)の印象

様々な個性を持つ選手や違うカテゴリーに所属している選手を扱っているなか、スペインで生活する上で困ったときの対応だけではなく、メンタル面のサポートまでしてくれます。

それぞれの目標に対して、数多くのコネクションの中から最適なチームを探して手助けをしてくれるので、とても信頼できる会社です。

スペインサッカー留学を経験して良かった事

人間として大きく成長したと感じています。

海外で1人暮らしをするといった面でもそうですが、スペインでは家族や友人を非常に大切にする文化があるので、普段生活していて人とのつながりであったりとか、家族・友達への感謝・ありがたさがより一層、高まった気がします。

それと同時に目の前の事を楽しむこと、周りの目や未来・過去に囚われすぎず、今を楽しむという意識を持つようになったのは自分にとって大きなことなんじゃないかなと思います。

これからスペインでプレーする選手に向けて一言

環境が変わるということは、人間にとって良い心地がしないのは当たり前のことです。ましてそれが海外となると尚更です。実際に来てみて想像とは違った出来事や不安は必ずあると思います。ですが、その状況を楽しんで乗り越えたからこそ見えてくる景色や考えがあると思います。

また、現地で自分に対して負担をかけないのに1番有効なのがやはり語学力だと思います。

サッカーの面ではもちろんのこと、生活面で自分の言いたい事が言えないのは相当ストレスだと思います。なので日本にいるうちに、自分からネイティブの方と話せる環境に飛び込んでみて、会話に慣れることが重要だと思います。

ぜひ、後悔のないように可能な限りの準備をしてみてください。